140人がこの夏おすすめする一冊

Category : News
Date : August 5, 2018

 

暑中お見舞い申し上げます。

長らく更新をお休みしていたブログですが、
この度、この自身のHP内にて再開することにしました。
SNSを含めて、どこにどのようにお知らせしたらいいのか、
いろいろと迷っていたこともあって、
様々なお知らせも儘ならずに、失礼しておりました。

というわけで、この最初の投稿もまずは「お知らせ」となります。

ここ数年、夏になると「この夏おすすめする一冊」という
青山ブックセンターが主催する書店におけるイベントとして
昨年までは100人でしたが、今年は140人の方々と共に
おすすめの一冊を選ばせていただいています。

今年のぼくのこの夏おすすめする一冊は、

星恋」野尻抱影・山口誓子 共著

この本は、数々の星の日本名を命名した天文民俗学者・野尻抱影氏による随筆と、
星を眺める中で細やかな日常を綴った詩人・山口誓子氏の詩による
とにかく、星にまつわる日常が満ち溢れている随想句集です。

特に野尻抱影さんとその著書は、天文に興味を持った子供の頃から
宮沢賢治、中谷宇吉郎博士と共に大いなる憧れでした。
そしてこれは、大人になって知ったことですが、あの大佛次郎さんのお兄さん。

ぼくがこの本を知ったのは、数十年前に古本屋で見つけた鎌倉書房の初版本。
まずその「星恋」というタイトルと、その美しい装丁に惹かれました。
そんな「星恋」ですが、長らく絶版となり書店ではそのすがたを消していましたが、
昨年、うれしいことに文庫となって中公文庫より復刻されていました。

今年の夏は、いつも以上に暑い夏。
せめて夜長に星でも眺めながら、夜風に吹かれてみるのも一興かと。
天文的には、火星が大接近していますよね。
先日ぼくもある晴れた日、ゆっくりと夜空を眺めていましたが、
いつも以上に瞬く火星の光の中で観る、大きな天の川も、夏の星座たちも、
その時間を忘れるほどにキラキラとしていて、とてもきれいでした。
ぜひ「星恋」と共に。

 

数々の星に日本名を命名した野尻抱影氏による星にまつわる随筆と、山口誓子氏の星空に想いを馳せる詩たちは、星空に蛍の灯りが混じるが如く、まるでぼくたちの日常は、そんな数多くの星たちに包まれているすがたそのもの。

 

 

ついでと言ってはなんですが、
2017年夏の「おすすめの一冊」も一年遅れですがご紹介しておきます。

MAKINOー牧野富太郎生誕150周年記念出版」高知新聞著

こちらも、これまた子供の頃から大好きな牧野富太郎先生の人生と、
その足跡を辿る物語を、高知新聞にて長きに渡って連載されたまさに「牧野紀行」。
実は、昨年この本をおすすめして以来、ぼくの中で植物熱が高まり、
おかげさまで、今ではすっかり植物たちとの日常を楽しんでいます。


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