終戦記念日、新宿ピカデリーにて
「この世界の片隅に」終戦記念日上映会へ。
この映画を映画館で観るのは2回目でしたが、2年前に上映されてから、今でも上映が続いています。その脚本および編集、そしてその絵が素晴らしいのはもちろんのこと、このアニメ映画は、戦争を描いているにもかかわらず、
「何よりも大切なものは、この日々の日常だ」
と語られているようで、その部分にも大きく惹かれています。そして、のんさんの声優としての魅力も、
この映画に欠かすことができない大きな核のひとつ。
彼女の声を聴いていると、それだけでたわいもない日常こそが、特別な日常でもある。というように、自然と感じることが出来るのですから、やはり彼女は、女優としても特別な存在なのかもしれませんね。
上映後には、のんさんと片渕須直監督による舞台挨拶がありました。そしてその中で、今年の12月には、30分ほど新しいお話を加えて、これまたなんとも魅力的なタイトルの
「この世界の さらにいくつもの 片隅に」
が上映されるとのことです。
新しいお話は、本編の途中に加わるとのことで、タイトルの「さらにいくつもの」は途中に。
もしかしたら、「片隅」とは「日常」とも言ってもいいのかもしれません。ぼくも今からとても楽しみにしています。
“終戦記念日”という言葉を、今こうやって改めて見つめながら、本当に、二度と同じ過ちを繰り返さないように、そして、この世界から一日も早く戦争がなくなることを願うばかりです。
そのことを忘れないために、このたいせつな日常をもっともっと大切にするように、ぼくも、この世界の日常を見つめ続けていきたいと思っています。
もう一度「この世界の片隅に」